芸術にふれる

森美術館会田誠展を見に行った。好きで、これまで展覧会があるたびちょいちょいと見に行っていたのだけど、こんなにたくさんの作品を一度に見る機会ってなかなかないよなあ、懐かしい作品から新作まで、すごく見応えがあった。あっという間に3時間くらい過ぎていたよ。おもしろかった…ハァハァ。

その後、新宿に、新宿秘宝館という展覧会を見に行った。かつて鳥羽にあった秘宝館の人形の一部や、女性の陰部の蝋人形などが展示されていた。会場のギャラリー新宿座っていう所には初めて行ったんだけど、新宿の南口から歩いてすぐなのに、なんかこう、昭和臭い旅館の並ぶ一角で、旅館も一泊4500円とか、2800円っていうのもあったかな、なんだか意外な場所だった。私がもし外国人で旅行で東京に来るんだったら、ここらへんに泊まりたいな、と思った。安いし、繁華街にも近いし。さて、展示の方は、なんか宇宙人に地球が侵略されちゃったかなんかで、人間たちがなんだかエロい改造をされてしまう、みたいなストーリーだった。一角にあったのが、男性の人形の陰部と女性の人形の陰部が掃除機のホースなようなものでつながれていて、それは、男性のペニスから精液を搾り取り、それをそのまま女性の体内に注入しているというシーンで、説明を読むと、男性は500回くらい精液を搾り取られて、そのあとスタミナのつく食事みたいなのが与えられて、また搾り取られるらしい。…こういうのを作る人は、色々なことを考えてすごいなあ。と思った。あと、往時の秘宝館の映像がモニターで上映されていたんだけど、男女をつなぐホースがビクンビクンと動いていて、なるほど、臨場感があったんだな。と思った。

どちらの展覧会も、外国人のお客さんが結構来ていて(たしかに私も外国人で東京に旅行に来たならぜひ立ち寄りたい展覧会だと思うよ)、外国人男性と日本人女性のカップルっていうのをチラホラ見かけたんだけど、日本人女性が外国人男性に、外国語で作品の説明をしていて、私は外国語よくわからないけど、かなりの語学力が必要だろうな、と思った。