東南亜の旅7 テロッバハン

昨日昼飯を食べに寄ったニョニャ料理のレストランの奥さんが、とても流暢な英語でおっしゃるには「そこのコムタ(=商業ビル)から出ているバスに乗って、テロッバハンという所まで行ってみたら。景色がとってもきれいなんだから。バスに席は右側がいいわ」ということだったので、テロッバハンまで行ってみた。バドゥフェリンギというビーチのあたりを過ぎると、道は山へと入っていき、くねった細い道を曲がるたびに、右の窓の外に青い海が広がる。いやあ、来てよかったわあ。と思いながら終点のデロッバハンで降りた。あんなにきれいな海なのだから、近くでみたらさぞ…と思ったけれど…テロッバハンは小さな漁師町といった趣で、ビーチ沿いに建つ民家の軒先には、網を直す人とか、ハンモックで寝ている人とか、一言で言うと、地味だった。そして肝心の海は、そうでもなかった。しばらく散歩してみたが、途中で全く人気がなくなり急激に不安になった。急ぎ足で集落に戻り、再び歩いていると、地元の爺さんが話しかけてきて、「おーニホンジン!」と日本語で、それもかなり流暢な日本語で話しかけられてビビった。バスにゆられているときは、テロッバハンで魚介の昼飯でも食べよう。と思っていたけれど、ガイドブックで見た「小さな魚介料理屋が並んでいる」エリアはシーンと静まりかえっていて、そりゃそうだ、平日の昼間だ、結局バス停の近くにあった適当な飯屋に入った。

で、この飯屋で食後にトイレを借りたんだけどさ、トイレは店の裏手の小さな小屋で、小屋なんだけど、扉を開けたらないんだわ。ないって何が、便器がよ。普通便器あるじゃん。小屋があるなら、便器あるじゃん。それがないんだわ。便器のないトイレなんてはじめてだよ!で、便器はないんだけど、入って右手半分が一段高くなっているのね。そこに水のたまったバケツが置いてある。そして、低い方の左半分は、ゆるやかな斜面になっていて、その斜面が収斂していく先の壁には10センチくらいの穴が開いている。よくマンガでネズミが顔を出すようなそういう感じの穴。…さて、これはどうしたら。この狭い小屋の中で知能を図られている猿のような気分になりましたが、尿意もアレでしたので、思うままにしてみました…。しかし、どう「する」のが正解だったのだろう。わかんねえ。

f:id:tekkusan:20130502122114j:plain

【支出】バス(→テロッバハン、本当は3.4だったが小銭がなくて)5/ジュース1.2/昼飯6/バス(→バトゥフェリンギ)1.4/ビーチで椅子を借りる10/タイガービール16/シャワー1/バス2/買い物73/夜飯(屋台でビール2本・牡蠣のオムレツ・やきとり・果物にタレのかかった変な食べ物)49/宿9180円くらい(高い) 合計15764円くらい