東南亜の旅８ これだから嫌ね

ペナンでは、ネットで見たプールの様子がえらく気に入って申し込んだホテル、一泊１万円近くする、に二泊もしてしまい、何をやっているのだ私は富豪でもあるまいに。とやや鬱々とした気持ちで過ごした。とはいえせっかく２万円近くも払ったのだから、と貧乏根性を丸出しにして、チェックアウト時刻ギリギリまで粘った。朝からプールにも入ったし、浴室でシャワーも浴びたし、備え付けのアイロンでシャツをピシっとさせたりした。備え付けの紅茶珈琲のたぐいも飲み尽くした。これだから貧乏人は嫌ね。

１２時にチェックアウトして、昼飯を食べた後、行きと同じバターワース駅からタイのバンコクへ向かう電車に乗った。途中でマレーシアからタイへ国境を超える。国際電車に乗るのはこれがはじめてなのでワクワク。通常マレー鉄道のチケットはネットで買えるのだが、この区間は国をまたいでいるせいかネット販売しておらず、私はクアラルンプールセントラル駅でチケットを買いましたぞ。車内はほとんど外国人旅行者なのですが、マレーシア国内の区間は、夕方という時間帯もあってか、部活帰りの大きなバッグをかついだ地元の中学生がマウンテンデューを飲みながら乗り込んできたりした。なんだかのどかだった。私の向かいの席は、台湾人の男子だった。台湾男子はとても英語が得意のようで、私はニヤニヤと相槌をうつことしかできず、そんなだから別に盛り上がりもせず、バンコクまでの２０時間、基本、無言で過ごした。

【支出】タクシー（ホテル→フェリーターミナル）１５／カヤパン１・６／おひる７・５／ABC（かき氷のこと）２・５／水２／電車（バターワース→バンコク、寝台）１１１．９／夕食８・５　合計５９６０円／／タイに入ってから　パパイヤ２０バーツ　６０円くらい。