お別れ行脚

ワープして10月。

日記をなんとなく書かないまま10月になってしまった。日記を書いていない間は、まあいつもどおり平凡に過ごし、ちょっと変わったことで言ったら引っ越しを決め、新居の契約をし、定期預金を解約したりした。今までとは違う所に引っ越すので、自分なりの儀式というか、まあほとんどは酔っ払った勢いで、街のラーメン屋とか、酒場とか、公園の木とか、そういう所にお別れに行ったりした。

この日は、狂おしく通い続けた蒙古タンメン中本に行き、いつもは味噌卵麺にするところを北極の秋という麺にした。とても辛かった。食べながらダラダラと汗が流れ、店を出てからしばらく、お腹が痛かった。少し後悔した。しかしこれでこそお別れだ。いいぞ、と思った。