ぶどうの扉

気持ちが貧しいので、一杯五百円の生ビールはじゃんじゃん飲めるのに、季節のフルーツを買うことができない。

そんなわけで、スーパーの果物コーナーはいつも素通りしていたのだが、今日、なんとなーく足を止めたら、ぶどうの試食があって、緑色の大粒の、一粒食べたら、パァアーー!っと、ぶどうの扉が開いた。頭の中が光であふれた。

一房、ななひゃくえんもしたけど、帰ってきてからずっと食べてる。夕飯を作りながら、本を読みながら、パックしながら、つまんでいる。結構お腹いっぱいになる。