教習所 16日目

いつもは夕方や夜の教習だが、今日は朝から路上。週末だから人も少ない。なんていうか、道が広々、アスファルトも光って見える。

小さな車を一台買って、郊外の古い団地に猫と暮らすのもいいな。

そんなことを考えながら運転していたら、教官にブレーキを踏まれた。左折と言ったのになぜ通り過ぎようとするのか。すいません、忘れてました。

一人暮らしの長さと、在宅勤務で一人過ごす時間が長くなったせいか、考えが自分の中で完結する傾向が強くなった。もちろん教官に言われて、左折しようとは思ったんだけど、そこまで本気で左折したいと思えなかったんだなぁ、左折しなくてもいいかなぁ、でまっすぐ進んでしまったんだなぁ。でもこういうの、歳をとって我儘になっていくのと変わらないですよね、というか、まさにそれですよね、と思って反省した。まだ40半ば、まだまだ人の中で生きていかねばならない。

進路変更は前回の反省を生かして少しは思い切っていけるようになったがまだ自信がない。

あと交差点で右折する時、どこまで出ていいか、私ごときがこんなにでしゃばっていいんですか?という気持ちになる。左折を繰り返せば右折になるけれど、そうとばかり言っていられない。