私の飲み込む力

とても気分よく酒を飲んで、楽しい話もたくさんして、いい感じでみんなと別れたのだけれども。帰り道、突如、胸の中から、シュワシュワシュワとあぶくが溢れてきて、それはついさっきまで飲んでいたハイボールのようであり、ストロングゼログレープフルーツのようでもあったが、とにかくシュワシュワと、こみ上げてくるものがあり、しかしここで吐いてはならぬ、と、ドリフのコントの酔っぱらいみたいに、こみ上げてくるものをなんとか喉元で食い止めようと、必死に飲み込んで、がんばれ私の飲み込む力!と必死にがんばったのだが、私の飲み込む力を、こみ上げてくるものが凌駕したとき…ブワッと、こう…。