現役両親

自分の両親がもう、じいさん、ばあさん、といった風情で、同じような両親を持つ友人と酒を飲んでも、来るべき両親の介護問題を語り合い、陰鬱な気分になったりしているのに、この日、初めて見かけた友人男子の両親が、おそらくまだ50代で、なんちゅうか全身からビンビン現役感を出していたので、びっくらこいた。(友人男子が最初、お母さんのことを紹介したので、お母さんと…ええと、一緒にいるギラギラした男性は愛人なのだろうか…?と思ったらお父さんだった。それくらいの現役感)。やっぱり東京でサロンを経営している50代の男女ってのは、こういう感じに、軽やかにおしゃれな服装、ヘア、お化粧、で、軽やかにビールを注文して、30過ぎた息子とは友達感覚なのだなあ。と、なんだか衝撃をうけ、同席していた同じような両親を持つ友人と、しみじみしてしまった。