手術後1週間 腹が痛い

手術してから一週間が過ぎた。

そろそろ歩いたりとかした方がいいのかな?なんて思って、少し遠くの公園に歩きに行った。ゆっくりだけど、4時間くらいは歩き回ったのかな、そしたら、腹いてー!!!

地味にお腹が痛い。お腹の痛いメカニズムがよくわからないが、チクチクする。やーねー。

手術後6日 でない

怖れていたことが起きつつある。

コウンが出ない。もう2日。便秘の予感である。屁は出る。出るが、こう、肛門に行く前に有耶無耶になるタイプの。分かります?私の大腸直腸は肛門に繋がっているのだろうか。

なんのために毎日2リットルの水を飲んできたのか。3リットルに増やさなきゃダメかい?

力むのも怖いので、このまま流れに身を任せるしかない。

手術後、ちょっと凹んだ?と喜んでいた腹が再び膨らんできた。悲しすぎる。

手術後5日

シャワーを浴びてタオルで体を拭いていたら、タオルに血がついている。ぎゃっどこか切れた?焦って股間や腹を確認したが、異常なし。額にできた吹出物が潰れてました。やーねー。

腹には4箇所、1センチ程度の傷があるのだが、そのうちの3箇所にはアトファインというテープを貼っている。その名の通り、跡がファインになるという素晴らしいテープである。5日から一週間ごとに貼り替え、半年くらい続けると傷跡がキレイ、おっとファインになるらしい。やった海水浴シーズンに間に合う!

アトファインを貼っていない1箇所は、ヘソの穴である。手術時にカメラをぶっこんだ跡があるはずだが、ヘソの穴の中なのでよく見えない。それにご存知の通りヘソの穴は複雑である。そんな場所にアトファインをどう貼ったらいいか退院前に医者に聞いたら、まぁ目立たないし貼らなくていいんじゃない?と言われ、確かにそうだなと思い、放置している。

アトファイン後の傷跡が楽しみだわ。

手術後4日 日常

4日目ともなると劇的な変化もないので、正直書くことがない。けれども、今回の手術の記録として後で読み返した時に、書くことがない、では未来の自分ががっかりしそうなので、些細なことを書こうと思う。

股間がまだ若干ひりっとする。退院前に医者に訴えたところ、今回の手術は膣式というやつで、切り取った筋腫および子宮を膣からでろんと引っ張り出している。細かく切り刻みながらとはいえ、全部で1.2キロほどある塊を排出しているわけだから、そりゃ、ひりっとするのも仕方なかろう。納得である。しかし、そう考えると、産後のご婦人たちは相当ひりひりしているんじゃないか。すごいな。

あと、些細なことついでに書くと、コウンをする際、いまだ腹に力を入れる勇気がでない。うん!と力を入れた瞬間、何かがブチっといく恐怖。なので、水ばかり飲んでいる。

手術後3日 退院

退院した。

痛みは一切なく、膣の奥のあたりに引きつるような違和感があるのと、腹腔鏡の跡4箇所の傷が痒くなってきた、くらい。

病院内ではもう平気だと思っていたけれど、娑婆に出てくると、道を歩くだけですぐに疲れてくる。まだ手術して3日だもんなぁー。

というわけで、少なくともこれから1週間は自分を甘やかして行こうと思う。猫より重いものは持たない。

手術後2日

朝になって、点滴が外れて、シャワーを浴びた。ご飯もお粥から普通のお米になった。自由の身。

明日退院することになった。

傷あとに貼っていたデカいテープを剥がしてもらったら、傷跡は1センチくらい4箇所で、それもすぐに治ってしまうんでないの?という感じ。すごく順調である。

先生が手術の動画を見せてくれた。腹腔鏡なので、へそからカメラを入れて手術するんだけどその映像を保存してあるのね。21世紀だね。驚いた。

自分の腹の中を見る日が来るなんて思ってもなかったよ…。腹の中にすごくでかい子宮があった。その周りに自分の卵巣や卵管。膀胱は元気に働いている。切除された自分の子宮が膣から排出されるところ。最後に自分の膣が縫いあわされるところ。いやーすごい。

昨日の摘出後の筋腫や子宮の画像に加えて、この映像を見たことで、なんというか、すごく納得、清々しい気持ちになった。この病院で手術してよかったなぁ!と思った。

なんてことを、夕方見舞いに来てくれた友人に熱く語ってしまった。

手術後1日

痛みも吐き気もなく、朝を迎え、カテーテルも抜かれ、朝食を食べたあと、点滴をガラガラ引っ張りながら病棟内を歩いた。売店に買い物にも行けた。素晴らしい回復。

昨日の手術で取った子宮と筋腫と卵管の写真を見せてもらった。

取って良かった。と思った。想像してたよりも大きくて、そしてボコボコしていた。多発性だから。

本当にボコボコしていて見応えがあるので、すごいなぁ、でかいなぁ、ボコボコしてるなぁ、と何度も見返しては感心している。