鶴見線

午後から暇になってしまったので、鶴見線を乗りに行った。鶴見線鶴見駅から工業地帯を結ぶ線である。鶴見線路線図を見てみてほしい。鶴見を起点に、フレミングの左手の法則みたいな形をしている。行き止まりが三つある。

なるほど電車は終点で折り返しては次の終点、さらに次の終点、と循環しているのかな?と思ったらそうではなく、いろいろな行き先の電車が、20分に一本出ている。しかし、例えば大川駅という駅には、朝と夕方しか行けない。通勤仕様である。

まずひとつめの終点、海芝浦駅へ向かった。ホームのすぐ下は海。向こうに大きな橋や工場、遠くには飛び立つ飛行機が見える。良い。東芝の工場と直結しているので、一般人は下車してもホームでうろうろするか、駅の横にある小さな公園(東芝の総務部が管理しているようだ)をうろうろするしかない。折り返しの電車をうっかり逃すと1時間半も待ちぼうけることになる。

海芝浦から鶴見方面に戻り、浅野駅で浜川崎駅方面の電車に乗り換え。終点の扇町駅の無人改札を出ると猫が4匹くつろいでいた。いやもっといたかな。近くの老人ホームの庭には黒白のハチワレ猫だけが4、5匹。猫だらけだった。きっとみんな親戚縁者というやつなんだろう。

そして最後の大川駅へは、安善駅で乗り換え。夕方の電車までまだ時間がある。駅前のほていやという酒屋の店先のテーブルでビールジョッキ小と電車を待つ。仕事終わりのおじさんたちがチューハイを飲んでいた。よい店。

大川駅に着くともう夕方で、仕事帰りの人々に紛れ、私も家に帰った。