ねこ

先日も書いたとおり、この頃、いないはずの猫が見えるので、自分のことが心配になり、本物の猫と触れ合った方がよいと思って猫カフェ的なところに行ってみた。こんなに猫が見えているのに、私は猫と触れ合った経験がとても浅く、触れ合った猫には決まって爪をたてられるか、噛み付かれるか(先月うかがったsさん宅のぐいー!だけは子猫だったから、引っかかれずに済んだ)なのでとても緊張した。土曜日の午後、その猫カフェ的な所に来ているのは、若いカップル、中年女性の一人客、見事に二極化されていた。広いスペースに椅子やクッションがあって、猫が10頭ほど放し飼いにされている。猫は、なにか「気」みたいなものを読めるのだろうか、カップルにしか寄り付かなかった。とくにカップルの男子が、猫をものすごく上手にひきつけていてすごかった。猫の輪ができていた。かっこいい…と思ってしまった。そんな私の周りはシーンとしていた。なので、いつも部屋でエア猫ごっこをする時のように、舌をチッチと鳴らしてみたが、猫はまったく興味ないようだった。(犬ならば振り向くくらいしてくれるのに。)キャバクラとかって、こんな感じなのかな…と思った。無力感にぼんやりしながら、たまにチッチチッチ言ってたら、一匹の痩せた猫が「しょうがないなあ」という感じで私に寄ってきて、それでちょっと遊んだり、それから頭や体をなでたりした。超かわいかった。この子と一緒に暮らしたいと思った。家に帰ってきてからも、あの子が家にいたらいいのに。と思ってしまう。自分のことが心配である。