教習所 13日目

ついに路上に出る。

仮免を取って最初の実技。最初は車の前の部分を開けて、エンジンオイルやブレーキ液などの説明を受けた。いろいろありすぎて覚えていないが、みんな車のボンネットの中に軍手とボロ布を入れて走っていること、また、窓をブシャーって洗う水、あれは各自で補充しているのだと聞いて驚いた。また、友人の意外な一面を知ってしまった気分だ。

さていよいよ路上に出ると、夕方で真っ暗で、あちこちから現れる自転車、歩行者が恐ろしい。車通りの少ない道で教官と運転を交代。アクセルを踏むと、車はさーっと走り出して、あっという間に50キロくらい出た。教習所では30キロ出すのも恐る恐るだったのに。本物の交差点、対向車、後ろからの車、トラック、そして突如現れる自転車。私は今、道路を走っているなぁ、と思った。そして、道路を走りながら、意外としっくり来てるぞ、と思った。20分弱の走行だったけれど楽しかった。

路上教習という初めての経験に引き続き、原付教習を受けた。原付は自転車に乗れないと乗れないと言われた。よかった、乗れる。一緒に教習を受けた女子が、中学生以来自転車に乗ってない、と言うので大丈夫かな?って心配したけど、彼女の中学時代は3年前とのことでした。3年前かぁ。さて、原付に乗れれば配達のバイトとかできるようになるし、将来台湾で暮らすときにも便利だなぁと思って期待していたが、原付は恐ろしい乗り物だった。右手をちょっと回すだけでグイーンと加速して、下手したら体が置いていかれる。教習所内のコースを周った。1周目は加速の具合が分からず、ガクガクしながら走った。2、3周目は怖いながらも一瞬だけ風になった…そして教習は終わった。原付、もう二度と乗らないだろうと思う。でももっと練習したら走れるようになるんだろうか。配達のバイトや台湾のこともあるし。練習場があるなら何回か通いたいかもしれない。