教習所 12日目

仕事を休んで、仮免の試験に行った。

絶対にうまくいくはずがないので、朝から目を瞑ってはコースを思い返し、進路変更や坂道、クランクに想いを馳せた。進路変更で必ず確認を忘れる。

本日はまず実技を行い、合格した人だけ学科試験を受ける。合格発表は後日、という流れ。ちょっと早めに教習所についた。緊張しているから。

先日のでんでん似の教官から試験の説明を受ける。教習車には2人が乗り込む。運転する1人、後部座席にもう1人。助手席には教官。初めて他人(初心者)の運転する車に乗って思ったのは、運転…下手ですね!ということで、私も相当下手だけど、この、私の娘でもおかしくない年頃の女性の運転、すごくノロノロしてるし、進路変更も確認をちゃんとしてないし、ていうかさっきから車曲がってない?みたいなことを大人気なくて恐縮ですが、思い、下手くそは自分だけじゃない!とのびのびした気持ちになった。

そして私の番。

あーごめんごめん、もっと下手だったわ。これまでの練習のダメなところが全部出た感じで、車は常にカクついていた。それでもS字やクランクにはなんとかクリア。坂も登れた。しかし進路変更のとき、一応、バックミラー、横のミラー、目視の流れを形としては行ったが、それはそういう振り付けだからそのように動いただけで、実は何も見えてはいなかった。

わかってはいたけど、暗い気持ちで結果を待った。他の受験者は学科試験に向けてテキストをおさらいしているけれど、私はラーメンでも食べて帰ろうと近くのラーメン屋を検索していた。

そして、なぜだか受かってしまった。実技合格。私より上手い下手な女性も合格していた。

学科試験を受けて、ラーメンを食べて帰りました。結果は数日後。