成長のために

芝居を見に行ったら、女性が三年ぶりに元恋人に再会するというシーンで、人間的に成長しようと努力したことを伝えるセリフに「運転免許も取ったよ」というのがあったので、なるほど、がんばったんだな、と思った。

私も運転免許が取れたなら、もっと人に優しくなれるような気がする。明日は仮免の試験だ。緊張する〜。

教習所 11日目

第一段階の実技の最後、みきわめ。

これまで練習した右折左折S字クランチ、安全確認、坂道発進などを行う。どうせうまくいかないだろうという諦めの気持ちで運転した。案の定、教官の話し方が後半にいくにつれ厳しくなっていくのは気になったが、意外にもOKが出てしまった。

というわけで次回は仮免の試験。年内に受かったらいいなぁ。

教習所 10日目

効果測定を受けるたび日付と点数が記載される欄が8つしかないということに気づいた。45点で合格のところを大体38点、39点くらいのところをウロウロし今日も4回目のテストを終えた。8回落ちたらどうなるんだろうか、ページ足してくれるのかな。。このまま受からなかったらどうしようという不安の反面、受けなければ受からないので、もう一度、5回目の挑戦。運転中の椅子の位置についての質問が2問、ドアの閉め方が1問、あれ?いつもより簡単じゃない?45点でギリギリ合格。もしかしたら、回を追うごとに簡単になっていくのかもしれない。

この日は実技2コマ。進路変更や、踏切の横断などを行った。最初はにこやかだった教官が時間の最後の方には必ず棘のある物言いになるので、私、よほど下手なんですね…と申し訳ない気持ちになる。次回はいよいよ、みきわめ、というやつだ。不安。

教習所 9日目

効果測定がどうしても受からない。受けるたびに知らない標識のことを聞かれる。しかしまあ、実技の道のりはさらに険しいので、ゆっくりやろうと思う。

この日は実技2コマ。前回に引き続き、狭路。私、狭路結構好きかも。時々車輪を乗り上げながらも、思っていたよりスムーズに通行できてしまった。S字を走っていたある瞬間、ふと意識が上空に昇り、車を運転している自分を見下ろしていた。そして、S字の中の自分の位置をはっきりと認識できたのである…!というか、運転中に意識がどうにかしたって非常にやばい状態なんだけど、とても気分良く1時間走った。ハンドルの回し方のクセが強いと指摘を受けたが、狭路はクリア。順調である。

しかしその次の時間がやばかった。進路変更や左折右折の際の一連の流れ、ウインカー出して、バックミラー、サイドのミラー、そして目視して、左折の場合は車を左に、右折は右に寄せる。たったそれだけのことができませんでした…。かなり慣れたはずのコースなのにこの動きが入った途端、あわわわとなり、アクセルとブレーキを踏み間違えました。恐ろしい。結局1時間やったけど全然できないまま、それでも「安全確認をしようとする意志が見られた」という、ほんとに?という理由でこの項目クリアしてしまった。このまま路上に出たら、死ぬか殺すか非常に危険なのですが。

運動会のダンスの練習も、振り付けが一つ増えただけでもパニックになっていたことを思い出した。

教習所 8日目

久しぶりに教習所。早起きして、学科を2コマ受けた。これで第一段階の学科は終了。さっそく効果測定という試験を受けたんだけど、事前にさーっと教本を読めば受かるでしょう?と完全にナメてかかったら二回連続不合格。試験を受けるたびに知らない事柄が出てくる感じ。なんかもう、受からない気がしてきた。

昼からは実技。坂道と後退。どうせ絶対うまくいかないので、待ち時間に教本をしっかり読んで臨んだ。下り坂ではギアを2とかローに入れる、というのを読んだときに、私の敬愛する大江千里氏の歌の歌詞に、「ギアをローに入れると 高台の町がミラーに震えて 涙で見えない」という歌詞があるのだけど、なるほどあれは坂道を下っていたのか!と今更気がついて、ちょっと感動した。

さて、今日の教官はでんでん似のベテランにお願いした。結局ベテランの方が怖いけど色々教えてくれるので怖いけどいいのだ。でんでんの指導のもと、坂道を登ったり降りたりした。ギアをLに入れるチャンスを伺っていたが、とくになく坂道は終了。そして後退、バック。後ろを確認する際に、女子が運転席の男子にキュンとくるあの動作(助手席の肩を抱くようにして後ろを向くやつ)を遂に私も!と思ったが、でんでんの肩を抱く格好になるのも気まずく、左手をどこに置いたらいいか中途半端な感じで後退した。

でんでんには罵られながらもハンコをもらえた。あと、動作をいちいち声に出して確認するのは格好悪いからやめた方がいいということを遠回しに言われた。そ、そうだよね…!試験の時、同乗する若者にキモがられちゃうもんね。あぶねぇー。

夕方、キャンセル待ちで実技をもう1コマ。遂に、クランクとS字カーブ。教習所に縁のなかった私ですら噂は耳にしたことのある難所である。(このほかには高速教習もやばいと噂で聞いた)果たして私にできるのだろうか…。この単元は2コマかけて習得するものなので、私は多分4コマかかると思う!今日のところは、教官の声に従い、曲がったり止まったり、バックで戻ったり、なんとかクネクネすることができたが、次回は1時間ひたすらクネクネ曲がることになるらしい。いまから緊張するぅ〜。

教習所 7日目

仕事を早く切り上げて教習所。座学1コマ、実技2コマ。なんか、やっぱりベテランの方が教えるのうまくない?と思って、1コマめはベテランの教官にお願いすることにした。

道を曲がって、その先の路肩に車をすっと寄せるやつをやった。ベテランらしくコツを教えてくれた。1の看板が見えたらハンドル切って道を曲がり、3の看板に向かい、そこでハンドル切って、2の看板の前で止める。教官の言う通りにやったら、なんとなくできた。言う通りにやったのでできたが、言われないと絶対できない。それに実際の路上には1とか3とか看板ないし…。でもできてしまったので、このミッションはクリアして、次の課題に移った。ええーー。不安である。

この日は次のコマもなんとなくクリアしてしまった。明らかに車体からの距離とか内輪差、外輪差を理解できていないのだけど…いいの?

実技は進んだが、不安は募るばかりである。