エア猫

以前から、部屋で一人で暇なときなんかに、まあ半ば冗談で、猫がいるフリ、いない猫の歩いている様子を眺めたり、チョッチョッチョと舌を鳴らしていない猫をかまってみたりの「エア猫ごっこ」をしているのだけれど、この頃、エア猫ごっこをしていない時にも、たとえば髪の毛を乾かしているとき、野菜を炒めているとき、足元を猫が歩いているような、なんか、猫が見えるときがある。猫が見える。自分のことが心配である。